卒業生から寄贈された、1964年の東京オリンピックの際に着用された通訳の制服です。東京でオリンピックが開かれるまで、オリンピックの開催地は欧米系諸国の都市で、オリンピックの公用語である英語、またはフランス語が通用するところでした。日本はそうではないため、東京オリンピックでは、言葉の問題にどのように対処するかが課題となりました。東京オリンピック組織委員会は、多くの通訳を採用します。その主力となったのが大学生でした。そこには聖心女子大学の学生の姿もありました。聖心女子大学では、1964年の東京オリンピック開催期間に「通訳等で協力のため休校」の措置が取られています。
